外国為替市場で外貨の交換をする時に用いる交換比率のことを為替相場といいます。為替相場は常に変動しています。為替相場のニュースは、テレビや新聞などでもよく取り上げられています。流通量が多いものは米ドルと円の取引ですが、ユーロなど他の通貨も使われています。
インターバンク取引って知ってる?
今は、変動相場制によって外国為替市場の取引が成り立っていますので、自国通貨の事情だけでなく、相手国の事情も関わってきます。国家間の取引の中で、必要とされる貨幣が必要量だけ流通しているかどうかで、貨幣の価値は上がったり下がったりします。東京外国為替市場の円相場についてニュースで取り上げることは多く、円高や円安になると多くの人の関心を集めるようになります。これは、インターバンク取引つまり銀行間の取引における為替相場を示しています。
外貨を扱う売買の中には、日本円でなく外貨に換えた状態での預金をしたり、手持ちの現金を外貨と交換するようなものもあります。為替相場を利用して個人が外貨取引をするような時は、ニュースでするような売買の傾向とは別物になります。
為替相場の変動
物を売買する時に外貨を用いるのではなく、為替相場の変動を利用して、資産をふやしたいという投資家も少なくありません。円安の時に円を持ち、ドル安になったらドルを持つことで、売買を繰り返すだけで利益を増やしていくことが可能になります。
海外に旅行に出かけたり、海外で買い物をする時も、自国通貨の価値が上がっているかどうかで、かなりの影響が出てしまいます。為替相場について理解しておくことで、預金や両替、海外旅行などで大きな損をしないで済むでしょう。